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2004-05-30 Day1
_ [Thai] Day1「旅は始まった」
荷物でパンパンの鞄
前夜は眠れなかった。寝ぼけた頭で関西国際空港へ。久しぶりの国際線。国内線と明らかに違う雰囲気を楽しみつつ、zaurusをネットに接続して掲示板に書き込んだり。
シンガポール航空のカウンター
ぼー
これに乗ります
空の上
メコン川(多分)
赤道に近づくにつれ豪快な積乱雲が現れはじめ、明らかに見たことのない景色が広がる。北極圏やフィヨルドの上を飛んだときとはまた違った風情だ。
近づいています。
そして無事、到着。
使用後(やられちゃってる)
さて、ここで急にゲストハウスの写真。ここにたどり着くまでに色々あった。
まず異様な熱さ。重い。空気が、ずずず、と。そして通じない言葉。まず両替。ちっちゃいの混ぜて、って云ってもノーリアクション。まあ、確かに小銭混じってたけど。約8000Bに化けた20000円。(ここから、「幾ら使っても無くなる気がしない」感覚を味わうことになる。)で、シャトルバスのA2かA3路線でサイアムスクエアに向かう、というプランはバスの切符を買う段階で早くも混迷の色を深める。サイアムスクエアに行く、と云うとおねえさんは難しい顔。 動揺する俺。英語で何か喋ってる。すんなりと行くはずだったのに、何なの。良く聞き反芻すると、どうも「そこはA1路線でワールドトレードセンターで降りて1kmくらいだ」ということらしい。あー、そうなの。分かった。で、100Bの切符を買うのに500B札を出したら「No」だと。まあいいや。貴重な100B札でバスに乗る。で、発車。不安は現実に。ここは、どこだ。高速をぶっ飛ばすバス。いいけどさ。どこに行こうとバンコク。でもな、一発めにわけわからん場所に降りるのはやだぞ。高速を降りボロボロの街並を抜ける。活気だけはある。逆に云えば俺は完全に気圧されていた。あー、もうさっぱり何処か分からない。何処で降りろってんだ。不安を運転手にぶつけてみた。「Next」。一言。お、ちゃんと把握してる。良かった。ぶっきらぼうだけど投げっぱなしじゃない。見えてきたのは大きな建物、伊勢丹の文字。ワールドトレードセンター。
降りて目に入ったのは金色のガネーシャ。お香が焚かれている。それなりに綺麗なショッピングモールの広場で地図を確認。大きな道に沿って歩く。上にはスカイトレインの線路。物乞い、熱気、そこら中に並ぶ屋台。喧騒、混沌、ここは発展途上国。
ほどなく、目的の宿のある横道へ。汚い道だが、常に不思議な香りが充満していて嫌悪感を麻痺させる。つまり生活感だ。掃き溜めのようになっているのとはわけが違う。ゲストハウス、Wendy House。フロントは工事中だった。小さな寮のような建物。欧米人がインターネットコーナーに屯している。またも英語に苦労しながらも部屋へ。650Bの綺麗な部屋。大きなベッド。バンコクは大半がダブルベッドなのだ。そして、上の写真。憔悴しきっている。正直、やっていけるのか不安だった。電話のベルが鳴った。「OK?」なるほど、俺はチェックインしたつもりだったがフロントのおねえさんは部屋を確認させてくれていたのだ。たどたどしく答えると、柔らかい笑い声と共にフロントに来てください、と云われた。
一日目、やられまくった俺だったが希望が見えていた。タイは微笑みの国。俺のなかなか通じない英語にも、ゲストハウスのおねえさんは微笑みながら「しょーがないなー」って感じで受け答えしてくれるし、この後、夕食を食べたフードセンターでもおねーさんが「しょーがないなー」って感じで微笑みながら食事を出してくれた。しかもやたら旨い。このまま、笑われながら暮していけば何とかなりそうな予感。
タイのエネルギッシュなパワーに呑まれながら、旅は始まった。