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旅行記(主に海外)をまとめたページです

2005-09-08 開始

_ 始まり

私の海外を中心とした旅日記。暫くは過去の記録を纏めることになりますが。


2005-08-04 Day2

_ [Vietnam] Day2「転機」

一夜が明けた。朝食を取ろうと1階の小さな食堂へ。そこで、一つ目の希望。パンが旨いのだ。話には聞いていたが実に旨い。その時食べたのはフランスパンなのだが日本で食べる下手なパンより全然美味しい。元々、フランスの占領下にあったからか食文化は発達しているようだ。

そして先ずは考え直したプランを実行に移す。ホテルをバックパッカー系の場所から中心部へと移す。そしてホーチミンを中心とした観光をしながら、フエ、ホイアン方面への足掛かりを作ろうというプランだ。

ホテルの人にタクシーを呼んで貰い、一路中心部へ。開きっ放しの窓からカブ渋滞の喧騒が飛び込んでくる。見れば見るほど歩いての長距離移動は困難だと思い知る。

着いたホテルで空き部屋を聞くと「full books」。心の中で盛大によろめく。ホテルの人から近くのミニホテルを紹介して貰うが、ガイドに無いホテルだったのと、中心部から逆方向だったので、歩いて別のホテルを探す。相方のスーツケースのキャスターがガラガラと音をたてる。程無くしてホテルを見付け、聞いてみると再び「full books」。実は、海外でこの言葉を聞いたのはこの日が初めて。しかも二回。まだまだ土地勘の無い俺と相方は、取り敢えずロビーの椅子に座り込んだ。その時、ロビーのおねえさんが「部屋、ありました」。やっと安堵して二日の宿泊を即決し部屋に向かう途中、「あ、ツインって云わなかったなー」と気付いた。で、ダブル部屋。しかし、流石に中級ホテルらしく設備は十分。安心した俺達はベッドの上にへたりこんだ。

落ち着いて地図を見ると、そこは正しく中心部の大きな通りに面した場所で非常に便利であることが判明した。とにかく土地勘を養うべく観光がてらに外をぶらつく。

ホーチミン師の像

劇場

そして、相方が色々と気付き始める。そこは、ベトナムの有名な陶器であるバッチャン焼きやアオザイなどの専門店の立ち並ぶ、所謂、観光客相手の一角だったのだ。俺がノーマークだったその手の店を半ば引き摺られる形で回っていると、半分はうんざりだった俺の物欲が徐々に刺激されていった。オーダーメイドの判子が特にツボに入り、今までは遺跡や建造物以外には全く縁の無かった旅の方向性ががらりと転換したのが分かった。

コンビニが一切無いベトナムでやっと見付けたスーパーマーケットで食糧を調達し、美味しいフォーを喰らい、徐々に旅が旅らしくなっていく。

そして、俺は一つの決断をした。ホテルのすぐ近くに日航が経営するツアー会社を見付け、そこで旅の全てを決める事に。拙い英語でベトナムの厳しい交通事情やホテル事情を乗り切るのは厳しい、と判断したのだ。意を決して二人で乗り込むと、そこには日本人の受付係がいた。

先ず、明日の市内観光のツアーを予約し、その後のホイアン行きの飛行機の手配、宿泊するホテルと空港への出迎え、更にホーチミンに戻ったときの宿泊先と出迎えを手配。これで、旅の沿革は決まり余計な心配から解放される。あっというまに予約は完了し、しかもリーズナブル。なんて便利なんだ、と今更ながらに実感する。出されたロータスティーを飲みながら、やっと旅を楽しむ精神状態へと落ち着いていったのだった。

その後は、市場だのを回ったあとベトナム料理のレストランで美味しい食事と衝撃的な味のスープ(お茶味、と云うべきだろうか。驚く程、口にあわなかった。これも旅の醍醐味と云えよう)を食し、夜遅くまで続いたこの日の観光を終えた。そして、やはりベトナムのテレビは愉快なのだった。


2005-08-03 Day1

_ [Vietnam] Day1「挫折への旅路」

今回は若干の余裕とともに関西国際空港へ。それよりも、今回は一人ではない事で別の緊張感を感じていた。奴はどんな装備で現れるのか。そもそも無事にやってくるのか。

旅の相方はいとこである。誕生日で考えれば従姉なのだが、僅か一週間の差なので全くの同年代。海外経験はハワイと韓国らしいが、全くのフリープランは初めてとのこと。まぁ、心配することも無いかなー思ってたら、やってきたのはSamsoniteのスーツケースとサンダルのお気楽なリゾート仕様。この時点で列車の使用に黄信号。(しかし、後で考えるとサンダルはともかくスーツケースは正解だった。スーツケースの取り回しの経験も積まないとなあ)

色々とプランを話しながら乗り場へ。その途中、免税店で売られていた新製品の香水に興味を示す相方。一方の俺は早くもうんざり。しかし、相方が居るだけでこれほどに余裕を持って旅を進められるのかと、あらゆる面で一人旅の厳しさを痛感。逆に一人旅の時は暇を持て余して写真ばっかり撮っていたのだが、何にしてもくっちゃべっていたので一日目は殆ど写真無し。以下の一枚くらいか。

ホテル

だが、ホテルに着いてからは挫折の連続だった。このホテルにしたのは近くにお目当てのツアー会社があったからだが、そこでツアーバスの予定を組もうとして愕然とした。目的のフエまで24時間以上かかるというのだ。頭真っ白。しかもスコールで動き取れず。ツアー会社経営のカフェで「フォー」を美味しくいただきながらも、ただただ呆然としていた。全てのスケジュールが飛んでしまったのだ。

しかも、ホテルは停電するは鍵が壊れるはでトラブル続き。へこみまくる中、相方とベトナムの楽しげなクイズ番組を見て、ちょっとだけ気持ちが回復したのだった。


2004-05-31 Day2

_ [Thai] Day2「仏陀の眠る国」

疲れ切っていたのでだらーっと。6:30に目覚めて出たのは10:00。いつもの俺ってかんじ。チェックアウトして次に向かうはファランポーン駅、その近くのチャイナタウン。目当てのホテルはnew empire。安くて駅に近かったから。taxiで行こうとも考えていたが暫く歩いて途中で拾うことに、って、歩き始めるとおいらは止まらないんですが。 いやー歩く歩く、歩けちゃうもんなあ。このマゾヒズムウォークが俺を追い込む訳だ。30〜40分で駅に到着。意外とタイの道路は素直だなー。迷わなかったもん。で、チャイナタウンに入る前にどぶ川の前で地図を確認していると初老の男性が、where are you going?と。実はホテルを出て直ぐに怪しい女性に話しかけられていたので早速、全否定モード。ところが様子が違う。地図を見てもらうと、「こっちだよ」と案内をしてくれた。途中で片言の英語で「ここにはインテリアのカンファレンスで来てるんだ」「今から川の方に行って神殿を見にいくけど一緒にどうだ?」とか。申し出に心が揺らいだが、今日はちょっと時間が無いのでお断りする。あーでも、最後に握手しちゃったなあ。握手で良かったのかなあ。果たして俺の断りは丁重であったのかどうか、挨拶は適切だったか。わからない。

と、後で冷静に考えると何で彼は俺に声をかけたのか。怪しすぎる。あんな観光地とは離れたところで獲物を待ってるとも思えないが、実は危うかったのかも。

さて、new empireです。580B。冷蔵庫が無いくらいでwendyとは大差なし。立地も考えると良いのではないかな?ちなみに朝食付です。

ホテルの窓から見た光景。発展途上国だ。

これもホテルから。ワットが見える。

もうすぐ12:00。そろそろワットに向かいますか。

ゴッドですよ。駅に向かって歩いてたらいつの間にか逆に行ってました。いやー、一時間も歩いた。途中でトゥクトゥクの兄ちゃんが(二度も)営業に来たのでむげに断ってたんだが、うん、あんたの云う通り逆でした。方向が。でも遠くなんか無かったぞ。んで、諦めて(おせえよ)タクシー。いやー便利。ちゃんとメーター使ってくれるし。流石、ダッシュボードに仏陀のいる国は違うね。でも、ガネーシャもいたよな。まあいい。

ワットプラケーオ。うん。良かった。厳粛な気持ちになれた。出口で飲んだマンゴージュースは厳しかったけど。(甘いんだ、これが)観光客が多く、ちらほらと日本人の姿も。

中はこんな感じ

黄金の仏塔

豪奢な細工

ナーガを思わせる蛇と仏陀

アンコールワットの模型

見上げてみた

これも門

壁画

壁画全景。僧侶が見える

狛犬と少年

王宮内で警備の交代

ワットポー。リクライニング仏陀が壮観。近くにいた西洋人も写真撮りまくり。いや、ありがたい。

リクライニング仏陀。でかすぎ

仏陀の足。細工が見事

細工にも仏陀が

小銭を右に並ぶ龜に入れていく

ワットアルン。悪くない。塔が好きだしね。川を渡るのも楽しい。

川の向うがワットアルン

猫がいた

見上げる。でっかい

逆光

で、タクシーを拾うか屋台で買い食いを試すかで逡巡してるうちに、プラケーオ前の公園を一周してしまう。しかし、楽しかった。そこで開かれていたのは云うならば仏陀コンペティション。または神コンベンション。つまり、寺の人が自分のところは如何にありがたいかを熱弁振るって訴えている、という凄い催しなのだ。あるところはつたない話術で素朴に語り、あるところは巧みな話術でアジテーション、あるところはアニメを持ち出し、あるところのビデオには何故か日本語が。

並んでいるテント。公園の中までいっぱい

もちろん僧侶もいる

おもろい。おもろすぎ、タイ。

で、やっとタクシーに乗りファランポーンへ。時刻表をゲットしたが予約はせず。疲れてたので。フードセンターで飯。「しょうがないなー」というよりは「まったくもう」という感じで呆れられながらも注文。カレーのインドっぽいスパイスが懐かしかった。で、ネットカフェで掲示板に書き込み。

フードセンターの中にも猫。足下に

帰って来たのは六時過ぎ。ふーはー。


2004-05-30 Day1

_ [Thai] Day1「旅は始まった」

荷物でパンパンの鞄

前夜は眠れなかった。寝ぼけた頭で関西国際空港へ。久しぶりの国際線。国内線と明らかに違う雰囲気を楽しみつつ、zaurusをネットに接続して掲示板に書き込んだり。

シンガポール航空のカウンター

ぼー

これに乗ります

空の上

メコン川(多分)

赤道に近づくにつれ豪快な積乱雲が現れはじめ、明らかに見たことのない景色が広がる。北極圏やフィヨルドの上を飛んだときとはまた違った風情だ。

近づいています。

そして無事、到着。

使用後(やられちゃってる)

さて、ここで急にゲストハウスの写真。ここにたどり着くまでに色々あった。

まず異様な熱さ。重い。空気が、ずずず、と。そして通じない言葉。まず両替。ちっちゃいの混ぜて、って云ってもノーリアクション。まあ、確かに小銭混じってたけど。約8000Bに化けた20000円。(ここから、「幾ら使っても無くなる気がしない」感覚を味わうことになる。)で、シャトルバスのA2かA3路線でサイアムスクエアに向かう、というプランはバスの切符を買う段階で早くも混迷の色を深める。サイアムスクエアに行く、と云うとおねえさんは難しい顔。 動揺する俺。英語で何か喋ってる。すんなりと行くはずだったのに、何なの。良く聞き反芻すると、どうも「そこはA1路線でワールドトレードセンターで降りて1kmくらいだ」ということらしい。あー、そうなの。分かった。で、100Bの切符を買うのに500B札を出したら「No」だと。まあいいや。貴重な100B札でバスに乗る。で、発車。不安は現実に。ここは、どこだ。高速をぶっ飛ばすバス。いいけどさ。どこに行こうとバンコク。でもな、一発めにわけわからん場所に降りるのはやだぞ。高速を降りボロボロの街並を抜ける。活気だけはある。逆に云えば俺は完全に気圧されていた。あー、もうさっぱり何処か分からない。何処で降りろってんだ。不安を運転手にぶつけてみた。「Next」。一言。お、ちゃんと把握してる。良かった。ぶっきらぼうだけど投げっぱなしじゃない。見えてきたのは大きな建物、伊勢丹の文字。ワールドトレードセンター。

降りて目に入ったのは金色のガネーシャ。お香が焚かれている。それなりに綺麗なショッピングモールの広場で地図を確認。大きな道に沿って歩く。上にはスカイトレインの線路。物乞い、熱気、そこら中に並ぶ屋台。喧騒、混沌、ここは発展途上国。

ほどなく、目的の宿のある横道へ。汚い道だが、常に不思議な香りが充満していて嫌悪感を麻痺させる。つまり生活感だ。掃き溜めのようになっているのとはわけが違う。ゲストハウス、Wendy House。フロントは工事中だった。小さな寮のような建物。欧米人がインターネットコーナーに屯している。またも英語に苦労しながらも部屋へ。650Bの綺麗な部屋。大きなベッド。バンコクは大半がダブルベッドなのだ。そして、上の写真。憔悴しきっている。正直、やっていけるのか不安だった。電話のベルが鳴った。「OK?」なるほど、俺はチェックインしたつもりだったがフロントのおねえさんは部屋を確認させてくれていたのだ。たどたどしく答えると、柔らかい笑い声と共にフロントに来てください、と云われた。

一日目、やられまくった俺だったが希望が見えていた。タイは微笑みの国。俺のなかなか通じない英語にも、ゲストハウスのおねえさんは微笑みながら「しょーがないなー」って感じで受け答えしてくれるし、この後、夕食を食べたフードセンターでもおねーさんが「しょーがないなー」って感じで微笑みながら食事を出してくれた。しかもやたら旨い。このまま、笑われながら暮していけば何とかなりそうな予感。

タイのエネルギッシュなパワーに呑まれながら、旅は始まった。


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